ご挨拶
令和3年8月吉日
謹啓
盛夏の候となりましたが、昨年以来の新型コロナウイルス感染症は広がりを続けております。しかし、ワクチン接種の拡大によるものか重症者数・死亡者数には歯止めがようやくかかってきた状況になっております。
このような状況の中で、多くの学術大会がオンライン開催となっております。第12回の日本メタルフリー歯科学会学術大会も令和3年11月21日(日)にオンライン開催とさせていただくことになりました。本来ですと会員の先生方が一堂に会して、同じ屋根の下でメタルフリーに関して語り合う素晴らしい機会を福島県郡山の地で開催できるはずでした。非常に残念と感じておりました。
しかし、私自身もさまざまな学会や研修会にオンラインで参加することを通じて、オンライン開催は非常に優れた点も多々あることが実感できるようになりました。メタルフリー歯科学会として初めてのオンライン開催ですが、今まで以上に会員の先生方の満足を得るような形にしたいと考えております。
大会テーマは「コロナ時代を飛翔するメタルフリー歯科医療」とし、メタルフリー歯科医療を包括する形で、メタルフリーに造詣の深い先生方にご講演をお願いしてございます。特別講演は、歯科用金属と口腔粘膜病変というメタルフリー歯科学会に非常に関連の深いお話を明海大学歯学部の森 一将先生にお願いしました。その他にも4名の先生方にメタルフリー歯科治療の最前線をお話ししていただく予定となっております。
会員の先生方のご自宅、あるいは職場からのパソコンを通じての参加ではございますが、会場で参加される以上にメタルフリー歯科医療にかける熱い思いが伝わる学会となるようにする所存でございます。どうかお一人でも多くの方々にご参加いただけることを願って大会のご挨拶とさせていただきます。
謹白
第12回 一般社団法人 日本メタルフリー歯科学会 学術大会
大会長 清浦 有祐
(奥羽大学大学院歯学研究科長)